こんにちは!AIエンジニアを目指して勉強中のブタ美です。
今回はAI関連の資格である「G検定」について解説します。
記事を読んでG検定に挑戦してみようと思う方が増えると嬉しいです!
G検定とは
概要
公式サイトでは以下のように定義されています。
ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。
引用:G検定とは-一般法人 日本ディープラーニング協会【公式】
G検定のGはGeneral-Puropse Technology(汎用技術)からきています。
汎用技術とは、さまざまな産業に活用でき、経済全体に影響を与える可能性のある技術のことです。
ディープラーニングもかつて産業革命を起こした蒸気機関や鉄道のように、世界を変えていく技術だと言われているよ
主催
日本ディープラーニング協会が主催しています。
協会理事長は松尾豊氏。日本における人工知能研究の第一人者です。
有名著書としては、G検定の推薦参考図書にもなっている「人工知能は人間を超えるか(角川EPUB選書)」があります。
試験制度
試験制度は以下のようになっています。
試験時間:120分
問題数:220問程度(多肢選択式)
会場:オンライン実施(自宅受験)
このコロナ禍の中、自宅受験はありがたいよね!
でも不正とか起きないの??ネット検索できちゃうよね?
そこは大丈夫!120分220問なので1問約30秒しかないんだ。
だから全部検索なんてしてたら時間が足りないようになっているよ!
なるほど!じゃあちゃんと知識をもってる人しか合格できないようになっているんだね
難易度は?
シラバスが改定になった2021年7月の試験から2022年7月の計4回の合格率平均は62.3%でした。
6割以上が合格しているところを見ると、そこまで難易度が高いという印象は受けませんね。
それでも難しそう・・・と思う方は、公式サイトに掲載されている例題を見てみるのもよいかもしれません。
それでも難しそう・・・と感じたら、公式サイトに掲載されている例題も見てみてね!
取得するメリット
公式サイトに掲載されている合格者の声から、以下のようなメリットがあるようです。
・知識レベルを判定できる
・基礎知識を身に付けるのに役立つ
・転職活動する際、アピールポイントになる
知識レベルを判定できる
すでにディープラーニングに関する業務に従事している方は、自身の知識レベルを判定するのに役に立ちます。また、自身だけでなく、チームメンバー全体で受験することで、知識レベルの足並みをそろえることができます。
基礎知識を身に付けるのに役立つ
G検定はディープラーニングの知識を網羅的に学ぶことができるため、基礎知識をつけるのに役立ちます。例えば会社で初めてAIの事業に取り組む際、0から学ぶのにちょうどよい試験といえます。共通の基礎知識があれば、社内でもAI用語を用いた会話、どのような技術を使用するかの議論も行えるようになります。
これからAI導入を検討している企業に勤めてる人達は、とっておいて損はない資格と言えるね
転職活動する際、アピールポイントになる
AIエンジニアはほとんど経験者のみを募集しています。私自身、別分野のエンジニアからAIエンジニアを目指して転職活動中ですが、転職エージェントの方に、実務経験がないと難しいといわれました。
しかし合格者の中には、未経験GでありながらG検定所持を面接でアピール、面接官とAIトークができたことから見事内定を勝ち取った方がいました。
AIエンジニアを目指してる私にはピッタリな資格だね!
G検定のここがイマイチ
G検定のメリットを紹介しましたが、デメリットと言わないまでもここがイマイチと思うところも紹介します。
イマイチポイントは以下2点です。
・歴史が浅く知名度がまだ低い
・AIエンジニアを目指すなら、E資格に比べるとアピール力が弱い
歴史が浅く知名度がまだ低い
G検定は2017年に第1回試験があり、2022年現在で5年目と歴史が浅いです。そのためTOEICのような知名度はまだなく、IT業界でもAIにかかわっていない人は知らない人も多いため、相手が存在を知らず場合によってはアピールポイントに使えないこともあるかもしれません。
え!あまり知られていないなら合格しても意味ないの?!
そんなことはないよ!大手企業だと取得推奨しているところも既にあるし、徐々に知名度は上がってる。それに、まだ取得者が少ないということは逆に希少な存在になれるって面もあるんだ!(2022年7月時点で累計合格者数53,027名)
AIエンジニアを目指すなら、E資格に比べるとアピール力が弱い
ディープラーニング協会では、G検定のほかに、E資格というAIエンジニア向けの資格があります。
こちらは、事前に協会認定のプログラムを修了することが資格受験の条件になっていたり、試験自体もディープラーニングの実装(プログラミング)の知識が問われたりとG検定に比べて難易度が高くなっています。G検定ではプログラミングの知識は問われませんので、E資格に比べるとエンジニアとしてのアピール力は弱いといえます。しかし、いきなりE資格の取得を目指すのはハードルが高いので、まずはG検定で基礎知識をつける、というのは良い手だと思います。
G検定の次はE資格に挑戦しようかな
そうだね!まずはG検定でディープラーニングの基礎知識を身につけよう!
まとめ
今回はAI関連の資格である「G検定」について解説しました。
AI業界を目指す人、AI導入企業に勤めている人はぜひG検定に挑戦してみてください!
以上、ブタ美でした。
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